テスラ 北米向けモデル レーダーセンサーの削除
アメリカの大手電気自動車メーカーのテスラが販売しているModel3について、それまでアクティブクルーズコントロールなどに利用しているレーダーの使用を取りやめ車両から削除する考えを発表したそうです。
これはCEOであるイーロン・マスク氏の意向によるものだそうですが、この決定は自動運転実現を目指している多くの自動車メーカーに波紋を広げているそうですよ。
通常、アクティブクルーズコントロールや車線認識及び車間の把握にはレーダーセンサーとカメラを組み合わせた2重のシステムでコントロールしていますが、今回のテスラが発表したことは、センサーは取り払いカメラのみで認識をしていく考えと言うことのようです。
このレーダーセンサーを搭載していない車両については、運転支援機能が始めのうちは制限がかかるそうで、オートステアと呼ばれる車線維持機能は最高速度が120㎞/hまで制限され、駐車場で車両を自分の側まで呼び寄せることができる機能のスマート・サモンについては納車時に使えない可能性があるとテスラが発表しているそうです。
これだけ見てみると、レーダーセンサーの削減についてはユーザーにとってメリットが無いように思えますが、レーダーセンサーが非搭載の車両の出荷は2021年の5月から開始していると発表していますね。
現在のところ、レーダーセンサー非搭載の車両は北米向けの車両のみとなっており、北米以外の地域に出荷される車両については、これまで通りレーダーセンサーを搭載した車両を出荷しているそうですよ。
なんか北米の顧客を利用したテストを行っている感は否めないですが、なんとなく売れなくなりそうな予感がしますね。
最近では、電気自動車業界には新しく参入してきている企業も多く、毎年魅力的な電気自動車が登場してきているので、テスラの一人勝ちの状態はこれまで通り続かない可能性も高いと見ています。
テスラのこの決断が吉と出るか凶と出るかは今後も注目していきたいと思います。
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