三菱 新型エクリプスクロスPHEV アウトランダーPHEVとの違いなど 試乗した感想

2021年1月23日

三菱自動車公式サイトより出典

三菱のエクリプスクロスの登場は今をさかのぼる事、4年前の2017年にジュネーブショーで世界初公開されたのが最初です。

その時のエクリプスクロもスタイリッシュな雰囲気の車に仕上がっているな~といった印象でしたが、今回のフルモデルチェンジしたエクリプスクロスは更にスタイリッシュな雰囲気の車となっていますね。

なんと言っても大きな進化としてはPHEVが追加となっている点です。

その為、今回からは従来からあったディーゼルエンジンはラインナップから無くなりました。

三菱のPHEVと言えばアウトランダーPHEVが有名ですがエクリプスクロスPHEVは、その弟分としての位置づけのようですよ。

しかし、性能は弟分の範疇に収まらない性能を与えられて登場したようです。

なんと言っても初速の力強さはエクリプスクロスPHEVの方が強い感じがしましたよ。

後で知りましたが、実は車重を比べるとアウトランダーPHEVと同じなんですが、乗り味としてはエクリプスクロスPHEVの方がレスポンス良く反応ししてくれる感じがしました。

この辺はソフトウェアの制御の違いが大きく関係してくるところだと思いますが、レスポンスが鋭い味付けとなっていますよ。

PHEVの基本的なシステムやモーター配置の構成などはアウトランダーPHEVと同じく、前後に1つづつ電動モーターを搭載しているツインモーターAWDシステムを採用しています。

それに組み合わせるエンジンは2.4リッター直列4気筒エンジンで、こちらもアウトランダーPHEVと同じ仕様となっていますよ。

これにクロスレシオ設定したINVECS-III 8速スポーツモードCVTが搭載され、パドルシフトによる素早いシフトチェンジを可能としています。

制御ソフトはエクリプスクロスPHEV専用となっているので、アウトランダーPHEVと大きな違いはこの点だと思います。

このソフトウェアの違いにより今回のエクリプスクロスPHEVで新たに追加された機能として、走行モードにグラベルとターマックの選択肢が追加されたことです。

アウトランダーPHEVにはエコ、ノーマール、スノーの3種類の選択しかできませんでした。

このドライブモード変更すると直ぐに効果が体感できるほど乗り味がガラッと変わるので、ある意味面白かったですね。

特にターマックは本当に重いバッテリーを搭載しているのか?と思うような俊敏性を体感する事ができましたよ。

元々、三菱のツインモーターAWD×S-AWCシステムは良く曲がるとの評判も高かったのですが新型エクリプスPHEVは更にそれに磨きをかけているって感じがしました。

この事からもわかるように新型エクリプスクロスPHEVは走りにも期待できるモデルという事が分かると思います。

ランエボのSUVバージョンと言われている訳が、よく分かりました。

これは試乗して直ぐに欲しいと思える車でしたね。

最近、試乗した車の中では一番かも知れません。

それに、静粛性のランクが一段階アップした印象も受けました。

車内に入ってくるロードノイズやエンジン音はアウトランダーPHEVに比べても静かで室内はとても静かな環境が作られていると感じましたよ。

しかし、個人的に少し残念なのはインテリアに関して、あまり力をいれていないようで従来型に比べてインチアップしたディスプレイオーディオは8インチにとどまっていてSUVモデルとしては10インチくらいの採用でも良かったと思います。

PHEVモデルの最上級のPは4,477,000円~となっているのでオプション付けて乗り出しまでに5,000,000円くらいのプライスになる車の内装としては少し力不足が否めない感じがしました。

しかし、一番リーズナブルなMは約3,848,900円~となっています。

アウトランダーと比較しても比較的安い価格設定も魅力的ですよね!

運転していて楽しい車です。

本格的に購入を検討したいと久しぶりに思いました。